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「日本画 小川芋銭」
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日本画 小川芋銭
山水や農村の風景を描いたことから「俗中の仙人」と言わた小川芋銭
芋銭自身が「俳画は我が本領中の本領なり」と語るように俳画には絶大な自身を持っていたようであるが、事実後世の人々は「与謝野蕪村のあとには芋銭しかおらず」と評した。最晩年の作に「一茶句意 露の世は」があるが、牛久沼で育てたのであろう里芋の葉2枚を墨一色で描いたもので、円熟した筆遣いはみごとというほかない。画中左に書かれた「露の世は 露の世ながら さりながら」の書もまた実に見事で、作品をいっそう情緒豊かなものにしている。 芋銭と言えば「河童の芋銭か芋銭の河童か」と言われるほどで「小川芋銭研究センター」の入り口には「かっぱの里 生涯学習センター」と表示されていて、思わず訪れる人たちを笑顔にさせる。数多くの河童の画のなかでも明治末の頃に描かれたという「カッパの戯れ」は挿絵画家として活躍していたころの作風を偲ばせている。晩年の河童のような、ある種哲学的な何者かを匂わせるような筆遣いとはかけ離れていて、芋銭の河童画の変遷を辿る上で参考になる一作である。芋銭は松尾芭蕉の影響を受けて生涯に渡って旅を愛し、各地の山水や農村の風景を描いたことから「俗中の仙人」と言われ、人々に愛されながら昭和13年に七十歳で永眠した。八光堂では日本画を高価買取中です。
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